イシガケチョウとは?
いしがけちょう
イシガケチョウとは、日本の西南部から東南アジアに分布するタテハチョウ科のチョウで、翅の白い石垣模様が名前の由来となっています。
イシガケチョウ(学名:Cyrestis thyodamas)は、チョウ目タテハチョウ科に属するチョウです。日本では主に九州南部・四国南部・南西諸島に分布し、台湾・中国南部・インドシナ半島など東・東南アジアにも広く生息します。
最大の特徴は、白い翅全体に細い黒線が網目状・石垣状に走る独特の模様です。この石垣を思わせる斑紋が「イシガケ」という和名の由来となっています。翅を広げると5〜6センチメートル程度で、タテハチョウ科の中では中型です。
平地から低山地の森林縁や渓流沿いに生息し、日当たりのよい場所で翅を広げて静止する姿がよく見られます。飛び方は独特で、ひらひらと翅を羽ばたかせながらゆったりと滑空するように飛びます。成虫は花の蜜のほか、樹液や腐果にも集まります。幼虫の食草はイヌビワなどクワ科の植物です。
日本本土では近年、温暖化の影響もあって分布域が北上傾向にあるとされており、生態変化の指標としても注目されています。
使い方・例文
南西諸島の森を歩いていると、石垣模様の翅をもつイシガケチョウが渓流沿いの葉の上にゆっくり降り立つ場面に出会えることがあります。
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