メスグロヒョウモンとは?
めすぐろひょうもん
メスグロヒョウモンとは、雄が橙色のヒョウ柄、雌が黒地に白い紋という対照的な翅の模様を持つタテハチョウ科の蝶のことです。
メスグロヒョウモン(雌黒豹紋、学名 Damora sagana)はタテハチョウ科ヒョウモンチョウ属に属する中型の蝶で、雄と雌の体色が著しく異なる「性的二型」が際立つ種として知られています。翅の開帳は60〜75mm程度です。
雄は一般的なヒョウモン類と同様に橙褐色の地に黒い豹斑(ひょうもん)が並びますが、雌は翅の大部分が黒色で、前翅に白い帯状の紋が走り、後翅には青白い光沢を帯びた斑紋があります。この雌の黒い体色が和名「メスグロ(雌黒)」の由来です。
日本では北海道・本州・四国・九州に生息し、平地から低山地の雑木林や林縁部に多く見られます。食草はスミレ科の植物で、幼虫は成虫越冬した親から孵化し、スミレの葉を食べて成長します。
年1回の発生で、成虫は主に6〜8月に見られます。吸蜜植物にはアザミ・オカトラノオ・ヤブカラシなどがあります。雌は一見すると別種の蝶に見えることから、初心者が同定に迷うことも多い種です。
使い方・例文
「林縁のアザミで吸蜜していた黒地の蝶が、翅を広げると白い帯紋が現れたのでメスグロヒョウモンの雌だとわかった。」雄と雌で全く別の種に見える点が観察の面白さでもあります。
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