パール・バックとは?
ぱーるばっく
パール・バックは、中国を舞台にした小説「大地」でノーベル文学賞を受賞したアメリカの女性作家です。
パール・サイデンストリッカー・バック(Pearl Sydenstricker Buck、1892〜1973年)は、アメリカの小説家・人道主義者です。宣教師の両親のもとに生まれ、幼少期から青年期のほとんどを中国で過ごしたことが、その文学的世界観に深く影響しています。
バックの最大の代表作は、中国農村を舞台にした「大地」(The Good Earth、1931年)です。貧しい農民の王龍(ワン・ルン)が土地への執念と家族への愛を通じて生きていく姿を描いたこの作品は、出版直後から大きな反響を呼び、翌年ピューリッツァー賞を受賞しました。1938年にはノーベル文学賞が授与されており、その受賞理由として「中国農民生活の豊かで真の叙述」と中国・アメリカ間の相互理解への貢献が挙げられました。
文学活動と並行して、バックは社会活動にも積極的に取り組みました。
- 知的障害を持つ子どもたちの支援活動(自身の娘が障害を持っていた経験から)
- アジア系・混血の子どもたちの養子縁組支援団体の設立
- 人種差別や植民地主義への批判的な著作活動
バックは東洋と西洋の架け橋となった作家として高く評価されており、文化的多様性と人道主義の先駆者でもありました。
使い方・例文
「パール・バックの『大地』は、20世紀初頭の中国農民の生活をアメリカ人に初めてリアルに伝えた作品として、今も世界中で読まれています」という形で紹介されます。
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