パーフルオロカーボンとは?
ぱーふるおろかーぼん
パーフルオロカーボンとは、炭素と フッ素のみで構成された有機化合物の総称で、化学的安定性が高く、医療や工業分野で広く利用されています。
パーフルオロカーボン(perfluorocarbon、略称PFC)は、炭化水素の水素原子をすべてフッ素原子に置き換えた有機化合物の総称です。炭素とフッ素の結合(C-F結合)は化学的に非常に強固で、熱や酸・アルカリに対して高い安定性を持ちます。
パーフルオロカーボンの主な特徴は次の通りです。
- 化学的不活性:ほとんどの化学物質と反応しない
- 高い酸素溶解性:水の約20倍の酸素を溶かすことができる
- 低毒性:生体に対して比較的安全とされる
- 不燃性・高沸点:安全性・取り扱いやすさが高い
これらの性質から、医療分野では人工血液の代替物質(酸素運搬液)や眼科手術における硝子体代替材料、肺の液体呼吸(実験的医療)への応用研究が進んでいます。また、半導体製造工程での洗浄・エッチングガス、フッ素樹脂(PTFE)の関連材料、消火剤としても利用されています。
一方で、パーフルオロカーボンの一部は強力な温室効果ガスであり、地球温暖化係数(GWP)が二酸化炭素の数千〜数万倍に達するものもあります。大気中での寿命も非常に長いため、京都議定書や国際条約のもとで排出削減が求められています。代表的な化合物にはテトラフルオロメタン(CF₄)やヘキサフルオロエタン(C₂F₆)などがあります。
使い方・例文
パーフルオロカーボンは、医療現場での赤血球代替物質の研究や半導体工場の洗浄工程の説明のほか、気候変動の文脈で産業用フッ素系温室効果ガスとして登場します。
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