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パンチョ・ビジャとは?

ぱんちょびじゃ

パンチョ・ビジャは、メキシコ革命期に農民・労働者から成る「北部師団」を率いて戦った民衆的英雄であり、義賊的なイメージでラテンアメリカ各地の民衆に語り継がれる伝説的人物です。

パンチョ・ビジャ(Pancho Villa、本名ドロテオ・アランゴ、1878〜1923年)は、メキシコの革命家・軍人で、メキシコ革命(1910〜1920年代)を代表する英雄の一人です。

ドゥランゴ州の貧しい農家に生まれ、幼少期から困窮した環境で育ちました。若い頃から盗賊などの非合法活動に関わりましたが、その動機は地主や支配階級への反発にあったとされ、義賊的なイメージが早くから形成されました。

1910年にポルフィリオ・ディアス独裁政権に対するフランシスコ・マデロの革命運動が始まると、ビジャはいち早く参加し、北部チワワ州を中心に強力な民兵組織「北部師団(ディビシオン・デル・ノルテ)」を組織しました。この師団は騎兵を中心とした機動力の高い軍隊で、数々の戦闘で政府軍を圧倒しました。

ビジャは農地改革を求め、土地を貧しい農民に分配することを訴えました。その姿勢は民衆から熱狂的な支持を集め、「革命の申し子」として神話的な人気を博しました。しかし1915年以降はカランサ政権との対立で軍事的に劣勢となり、1916年にはアメリカのニューメキシコ州コロンバスを急襲したことで、パーシング将軍率いるアメリカ遠征軍がメキシコに侵入する事態を招きました。

1920年代に政治的和解が成立し、ビジャは武器を置いて農場経営に入りましたが、1923年に暗殺されました。その波乱万丈の生涯は映画や文学の題材となり、ラテンアメリカ全体で民衆の英雄として語り継がれています。

使い方・例文

「パンチョ・ビジャはメキシコ革命を象徴する人物として、今日でも映画や歌の題材に取り上げられ続けている」のように、メキシコの歴史や革命文化を語る場面で用いられます。

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