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パラドックスとは?

ぱらどっくす

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パラドックスとは、一見正しそうな前提から論理的に導かれるにもかかわらず、矛盾や不合理な結論に至る命題や状況のことです。

パラドックス(paradox)とは、一見すると正しい前提論理的推論から出発しながら、矛盾あるいは直感に反する結論に到達してしまう命題状況を指します。語源はギリシャ語の「para(反して)」と「doxa(意見・常識)」の組み合わせで、「常識に反するもの」という意味を持ちます。

パラドックスには大きく分けて二種類あります。ひとつは論理的パラドックスで、厳密な論理推論の中に矛盾が生じるものです。古典的な例として「クレタ人は嘘をつく、とクレタ人が言った」という嘘つきのパラドックスがあり、その発言が真なら偽となり、偽なら真となる自己言及的矛盾を抱えています。もうひとつは外見上のパラドックスで、直感には反するが実際には矛盾がなく、深く考えると解決するタイプです。

有名なパラドックスの例を挙げると以下のものがあります。

  • ゼノンのアキレスと亀:足の速いアキレスは永遠に亀に追いつけないという論証
  • テセウスの船:部品をすべて交換した船は同じ船か、という同一性の問題
  • 双子のパラドックス:相対性理論における時間の遅れに関する思考実験
  • 誕生日のパラドックス:23人いれば同じ誕生日の人が存在する確率が50%を超えること

パラドックスは哲学・数学・物理学・言語学など幅広い分野で重要な役割を果たしており、理論の欠陥を明らかにしたり、新たな思考の枠組みを生み出したりする契機になることがあります。日常語としては「矛盾した状況」や「逆説的な事実」を指して使われることも多く、「努力するほど失敗する」といった皮肉な現実を表現する際にも用いられます。

使い方・例文

「この文章は偽である」という文は、真とすると偽に、偽とすると真になるパラドックスの典型例として哲学の授業で取り上げられます。

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