パラジウムとは?
ぱらじうむ
パラジウムとは、原子番号46の白金族金属で、水素の吸蔵能力や触媒活性の高さから自動車の排気ガス浄化や水素関連技術で重要な役割を担う元素です。
パラジウム(Palladium、元素記号Pd)は、原子番号46の遷移金属で、白金(プラチナ)・ロジウム・イリジウムなどと同じ白金族元素に属します。銀白色の光沢を持つ貴金属で、1803年にイギリスの化学者ウィリアム・ハイド・ウォラストンが発見し、小惑星パラスにちなんで命名しました。
パラジウムの最大の特徴のひとつは、自身の体積の900倍以上もの水素を吸収できる優れた水素吸蔵能力です。また触媒としての活性が非常に高く、化学反応の促進に広く用いられています。
主な用途は次のとおりです。
- 自動車触媒:排気ガス中の一酸化炭素・炭化水素・窒素酸化物を浄化する三元触媒の主要成分
- 有機合成触媒:クロスカップリング反応(鈴木カップリングなど)に不可欠な触媒
- 水素精製・水素技術:高純度水素の製造・分離膜への応用
- 電子部品:積層セラミックコンデンサの電極材料
- 歯科・ジュエリー:白金の代替合金として使用
パラジウムの産出は南アフリカとロシアに集中しており、供給リスクから価格が大きく変動することがあります。電気自動車(EV)の普及が進むと排気触媒需要が変化することから、将来の需給変動も注目されています。
使い方・例文
ガソリン車の排気ガス浄化装置(触媒コンバーター)の内部にパラジウムが使われており、有害な排気成分を窒素・水・二酸化炭素に変換する役割を担っています。
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