バスティングとは?
ばすてぃんぐ
バスティングとは、料理の調理中に肉や食材の表面に溶かしバターや肉汁をかけながら焼く調理技法で、乾燥を防いでうまみを保つ方法です。
バスティング(basting)とは、肉・鶏・魚などを焼いている最中に、その表面へ溶かしバター・肉汁・マリネ液・ブロスなどをスプーンやブラシで繰り返しかけ続ける調理技法です。フランス語の「arroser(アロゼ)」に相当し、西洋料理では古くから行われている基本的な技法のひとつです。
バスティングの主な目的と効果は以下の通りです。
- 食材表面の乾燥を防ぎ、ジューシーさを保つ
- 油脂や肉汁が表面に膜を作り、うまみの蒸発を抑える
- こんがりとした美しい焼き色をつける
- 加えた液体の風味を食材に移す
一般的にはローストチキンやローストビーフを焼く際に使われます。オーブンから取り出すたびに肉汁や溶かしバターを全体にかけ、これを15〜30分おきに繰り返します。バターを使う場合はハーブやニンニクを加えて香りをつけることも多く、「バターバスティング」とも呼ばれます。
一方で、頻繁にオーブンを開けると庫内温度が下がるため、火通りのムラが生じるという指摘もあります。このため現代の料理では、ブライン(塩水漬け)や低温調理と組み合わせて使われることも増えています。いずれにせよ、仕上がりのつやとうまみを高める効果的な手法として、プロのキッチンでも家庭料理でも広く活用されています。
使い方・例文
ローストチキンをオーブンで焼く際、20分おきに天板に溜まった肉汁をスプーンですくって鶏全体にかけることがバスティングです。これにより皮がパリッと仕上がり、身がしっとりとした鶏になります。
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