バガト・シンとは?
ばがとしん
バガト・シンとは、イギリス植民地支配に抵抗したインドの革命的独立運動家で、23歳で処刑されながらも国民的英雄として崇拝される人物です。
バガト・シン(Bhagat Singh、1907〜1931年)は、インドのパンジャーブ地方(現在のパキスタン領)に生まれた革命家・独立運動家です。ガンディーの非暴力路線とは一線を画し、武装蜂起と直接行動によるイギリス植民地支配への対抗を唱えました。
幼少期からインド独立への熱い思いを持ち、10代から民族主義運動に参加。「インド社会主義共和国協会(HSRA)」を組織し、社会主義とインド独立を結びつけた政治思想を展開しました。
主な行動と事件は以下のとおりです。
- 1928年、ラーラー・ラジパト・ライ暗殺への報復としてイギリス警察副長官を射殺
- 1929年、インド中央立法議会(議会)の爆破事件(死傷者を出さない示威目的)を起こし、逮捕を甘受して法廷を闘争の場とした
- 投獄中に獄中闘争・ハンガーストライキを行い、国内外の注目を集めた
1931年、ラーホール陰謀事件の判決により、わずか23歳で絞首刑に処されました。処刑の知らせはインド全土に衝撃を与え、むしろ独立運動の士気をさらに高める結果となりました。
今日インドでは「シャヒード(殉教者)・バガト・シン」と呼ばれ、その肖像は議会にも掲げられるなど、ガンディーと並ぶ独立の象徴として国民的尊敬を集めています。
使い方・例文
インド独立運動の多様な流れを説明する際に、「ガンディーの非暴力に対し、バガト・シンは武装闘争で抵抗した」と対比して紹介されることが多いです。
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