バイタルサイン測定とは?
ばいたるさいんそくてい
バイタルサイン測定とは、体温・脈拍・血圧・呼吸数・酸素飽和度などを計測し、患者の生命状態や身体機能の基本的な変化を把握する基本的な臨床観察です。
バイタルサイン(Vital Signs)は「生命兆候」を意味し、人の生命活動の基本的な状態を数値で示す指標群です。バイタルサイン測定とは、これらを定期的または必要時に計測・記録・評価することで、患者の状態変化を早期に察知するために行われる基本的な看護・医療行為です。
一般的に測定される項目には以下があります。
- 体温:平熱は成人で36〜37℃前後。発熱・低体温は感染や循環障害のサインとなる
- 脈拍:成人安静時は60〜100回/分。不整・速脈・徐脈は心疾患や脱水などを示唆
- 血圧:収縮期/拡張期で評価し、高血圧・低血圧・左右差などを確認
- 呼吸数:成人安静時は12〜20回/分。過呼吸・徐呼吸は呼吸器・代謝疾患と関連
- 経皮的酸素飽和度(SpO₂):パルスオキシメーターで測定し、95〜100%が正常域
これらの数値は単独ではなく、組み合わせとして評価することが重要です。例えば発熱と頻脈が同時に見られる場合は感染症の疑いが強まります。また、測定値の正常範囲は年齢・基礎疾患・薬剤の影響によって異なるため、患者個人の平常値(ベースライン)との比較が不可欠です。
入院患者では一定間隔(1日数回〜連続モニタリング)での測定が行われ、異常値は速やかに医師へ報告されます。在宅や外来でもセルフモニタリングのツールとして普及しており、高齢者の健康管理における重要性は高まっています。
使い方・例文
看護師は日勤の開始時と昼食後にバイタルサイン測定を行い、体温38.2℃・脈拍110回/分を確認したため感染兆候として担当医に報告した。
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