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ハーバート・ミードとは?

はーばーとみーど

ハーバート・ミードは、アメリカのプラグマティズムと社会心理学を基盤に「自己」と「社会」の相互構成を論じた哲学者・社会学者であり、シンボリック相互作用論の基礎を築きました。

ジョージ・ハーバート・ミード(George Herbert Mead、1863〜1931年)は、アメリカ哲学者・社会心理学者であり、シカゴ大学で長く教鞭をとりました。プラグマティズムの伝統に立ちながら、自己・心・社会の関係を独自の視点から論じ、後の社会学・社会心理学・コミュニケーション論に決定的な影響を与えました。

ミードの思想の中心はシンボリック相互作用論の基礎にあります。人間の自己と社会は、言語・身振りなどのシンボルを媒介とした相互作用を通じて成立するという立場です。彼は自己(self)を次の二つの側面に分けて論じました。

  • I(主我):自発的・衝動的な自己の側面。他者の期待に反応する能動的な主体
  • me(客我):他者の態度を取り入れた社会的自己。「一般化された他者」の視点を内面化したもの

また「一般化された他者(generalized other)」という概念を導入し、社会の規範や期待を個人が内面化する過程を説明しました。ミード自身は生前に著書をほとんど刊行せず、主著『精神・自我・社会』は死後に講義録をもとに編集・出版されたものです。

ミードの理論はハーバート・ブルーマーによって「シンボリック相互作用論」として体系化され、現代社会学の重要な理論的潮流となっています。

使い方・例文

社会学や社会心理学の入門授業でアイデンティティ形成や役割理論を学ぶとき、また「鏡に映った自己」や社会化のプロセスを論じる文脈でミードの概念が頻繁に参照されます。

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