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ハーシム・ビン・アブドゥルムッタリブとは?

はーしむびんあぶどぅるむったりぶ

ハーシム・ビン・アブドゥルムッタリブとは、イスラム教の預言者ムハンマドの曽祖父にあたる、メッカの有力指導者です。

ハーシム・ビン・アブドゥルムッタリブ(Hāshim ibn ʿAbd Manāf、5世紀末〜6世紀初頭頃)は、イスラム教預言者ムハンマドの曽祖父にあたる人物で、クライシュ族の中でも特に影響力を持つハーシム家の始祖です。

ハーシムはメッカの商業的な発展において重要な役割を果たしました。彼はメッカの商人たちを組織し、ビザンツ帝国(シリア方面)やイエメン(サバ朝の後継諸国)との通商協定を結んで、メッカが国際的な交易の中継地として栄えるための基盤を整えたとされています。「夏の隊商」と「冬の隊商」という、のちにクルアーン(コーラン)にも言及される定期的な交易路の確立にも関与したと伝えられます。

「ハーシム」という名前は、アラビア語で「パンを砕く者」を意味し、巡礼者に食事を提供する慈善行為に由来するという説が伝わっています。この慈善的な役割はメッカにおける宗教的・社会的権威と密接に結びついていました。

ハーシムの子孫はハーシム家(ハーシミー朝)として知られ、現在もヨルダン王家などがその系譜を称しています。ムハンマドがこの家系から生まれたことで、ハーシムはイスラム史において聖なる系譜の先祖として特別な位置を占めています。

使い方・例文

イスラム教の初期歴史やムハンマドの家系を解説する文脈で登場し、アラビア半島の部族社会・交易史の授業でも言及されます。

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