ハフトスィーンとは?
はふとすぃーん
ハフトスィーンとは、イランの春の新年ノウルーズに飾られる伝統的なテーブル飾りで、ペルシャ語の「S」で始まる7つの象徴的な品を並べます。
ハフトスィーン(Haft-Seen / هفتسین)は、イランの伝統的な新年祭「ノウルーズ(Nowruz)」に欠かせない儀礼的な飾り台です。「ハフト(هفت)」はペルシャ語で「7」、「スィーン(سین)」はペルシャ文字の「S」に当たる文字で、「Sの字で始まる7つのもの」を意味します。ノウルーズは春分の日(3月20日前後)を新年とするイランの最重要祝日で、ハフトスィーンはその準備として家庭に飾られます。
7つの品にはそれぞれ象徴的な意味があり、代表的なものは以下のとおりです。
- サブズェ(Sabzeh/緑の新芽):再生・成長の象徴
- サンジェド(Senjed/ナツメグの実):愛・知恵の象徴
- シール(Sir/にんにく):健康・薬の象徴
- セッケ(Sekke/コイン):豊かさと繁栄の象徴
- サルケ(Sarkeh/酢):忍耐と長寿の象徴
- サマーヌ(Samanu/麦芽ペースト):豊穣の象徴
- スマーク(Sumac/スパイス):日の出・光の象徴
飾り台にはこれらのほか、聖典・鏡・蝋燭・金魚・色つき卵なども並べられることが多く、家庭ごとにアレンジが加えられます。ハフトスィーンはイランだけでなく、アフガニスタン・タジキスタンなどのペルシャ語圏でも同様の形で受け継がれています。
使い方・例文
ノウルーズを迎えるイランの家庭では、リビングの中央にハフトスィーンを丁寧に飾り、家族が揃って新年の瞬間(春分の瞬間)をそのテーブルの前で迎える習慣があります。
この用語をシェア
最終更新: