ネイルペグとは?
ねいるぺぐ
ネイルペグとは、岩や氷の割れ目に打ち込んで支点を作るクライミング用のピトン(金属製杭)の一種で、薄い板状の形状が特徴です。
ネイルペグとは、クライミング(岩登り・アイスクライミング)において岩壁の割れ目(クラック)に打ち込んで使用する金属製の確保支点器具「ピトン(peg/piton)」の一種です。「ネイル(nail=釘)」と「ペグ(peg=杭)」を組み合わせた名称のとおり、断面が細い釘のような形状をしています。
ピトンにはクラックの幅や形状に応じてさまざまな種類があります。ネイルペグは特に非常に薄い水平・垂直のクラックに対応するために設計されており、厚みが数ミリ程度の刃状の形状を持ちます。ハンマーで打ち込むことで岩に食い込み、ロープを通すためのアイ(穴)にカラビナをかけて落下防止の支点として機能します。
クライミングにおける保護具(プロテクション)の系譜として、ピトンは初期のアルパインクライミングで広く使われましたが、岩を傷つける「破壊的プロテクション」であるとして、現代ではナチュラルプロテクション(カム・ナッツ)が主流となっています。ただしピトンにしか対応できない薄いクラックでは今もネイルペグが使用される場合があります。材質はスチール製が多く、打ち込みの際にハンマーの打撃音で適切な食い込みを判断します。
使い方・例文
岩壁の薄い水平クラックしかない箇所では、カムやナッツが使えないためクライマーがネイルペグをハンマーで打ち込み、カラビナとロープをかけて転落防止の支点を作ります。
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