ニャクーサとは?
にゃくーさ
ニャクーサとは、タンザニア南部に居住するバンツー系民族で、年齢集団ごとに村を形成する独自の社会制度で知られます。
ニャクーサ(Nyakyusa)は、タンザニア南部のニャサ湖(マラウイ湖)北岸周辺からマラウイ北部にかけて暮らすバンツー系民族です。農耕と牧畜を組み合わせた生活を送り、人口は数十万人規模とされます。
ニャクーサの社会を特徴づけるのは「年齢村(age village)」と呼ばれる独特の居住形態です。同年代の男性たちが親世代の村とは別の場所に自分たちだけの新しい村を作り、同年齢集団で共同生活を営みます。この仕組みは、若者たちが成熟とともに親から独立しつつ、同世代間の連帯を強める社会的機能を果たしています。
この制度はイギリスの人類学者モニカ・ウィルソン(旧姓ハンター)によって詳細に研究・記録され、比較社会人類学の重要な事例として広く参照されてきました。
宗教的にはキリスト教の影響を受けた人が多い一方、精霊信仰や祖先崇拝といった伝統的慣行も維持されています。農作物としてはバナナ・サツマイモなどが栽培され、牛は富と地位の象徴として重視されています。
使い方・例文
文化人類学の授業で「年齢村」という概念を学ぶ際に、ニャクーサ社会がその典型例として取り上げられることがあります。
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