ニジェール川内部デルタとは?
にじぇーるがわないぶでるた
ニジェール川内部デルタとは、西アフリカのマリ共和国内陸部にある広大な湿地帯で、ニジェール川が海に達する前に平原に広がる世界最大規模の内陸デルタのひとつです。
ニジェール川内部デルタ(Niger Inland Delta)は、西アフリカのマリ共和国の中部に位置する広大な内陸湿地帯です。ニジェール川がサヘル地帯の平原に差し掛かり、複数の支流・湖・氾濫原に分岐して広がる独特の地形を形成しています。雨季には面積が約2万平方キロメートル以上に拡大し、乾季には大幅に縮小するという季節変動が特徴です。
この内部デルタが特徴的なのは、川が海に達する前に陸地内部で広がるという点です。通常の「デルタ」は河口付近に形成されますが、ニジェール川内部デルタは海から遠く離れた内陸に形成されており、「内部デルタ」または「内陸デルタ」と呼ばれます。
生態学的に非常に豊かな環境で、多様な魚類・鳥類・哺乳類の生息地となっています。アフリカ有数の渡り鳥の中継地としても知られており、毎年数百万羽の鳥が飛来します。ラムサール条約の登録湿地にも指定されており、国際的な自然保護の観点からも重要な地域です。
地域住民にとっては漁業・農業・牧畜の基盤であり、伝統的な生活を支える重要な資源地帯となっています。気候変動や農業用水の利用増加による水量減少が懸念されており、環境保全が課題となっています。
使い方・例文
「ニジェール川内部デルタは、乾燥した西アフリカに広がる独特の湿地生態系として研究者の注目を集めている」という文脈で使われる。地理・環境・生態学の分野でよく登場する。
この用語をシェア
最終更新: