ドリーニュとは?
どりーにゅ
ピエール・ドリーニュは、ヴェイユ予想の証明で知られるベルギー出身の数学者で、代数幾何学に革命的な貢献をしたフィールズ賞受賞者です。
ピエール・ルネ・ドリーニュ(Pierre René Deligne、1944年生まれ)は、ベルギー出身の数学者で、代数幾何学・数論・表現論にまたがる卓越した業績を持ちます。アレクサンドル・グロタンディークに師事し、パリ高等師範学校・IHÉSで研究した後、プリンストン高等研究所(IAS)の終身教授を務めています。
ドリーニュの最大の業績は、1974年にヴェイユ予想の最後の難問(リーマン仮説の有限体版)を証明したことです。ヴェイユ予想はアンドレ・ヴェイユが1940年代に提唱した代数多様体の点の個数に関する深い予想群で、当時の代数幾何学の最難関の一つでした。ドリーニュはグロタンディークが構築したエタールコホモロジーの理論を駆使してこれを解決しました。
この功績により1978年にフィールズ賞を受賞したほか、クラフォード賞(2013年)・ウルフ賞(2008年)・アーベル賞(2013年)なども受賞しており、現代数学史に残る権威ある賞を複数制覇した数少ない数学者の一人です。混合ホッジ理論の構築など、純粋数学の複数分野に今も影響を与え続けています。
使い方・例文
整数論や楕円曲線の研究でゼータ関数の性質を論じるとき、ドリーニュのヴェイユ予想証明が理論的な礎として参照されます。
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