ドラコンとは?
どらこん
ドラコンは、古代ギリシャのアテナイで最初の成文法を制定したことで知られる立法者であり、その厳格な法律は「峻厳(ドラコニアン)」の語源となりました。
ドラコン(Dracon、ギリシャ語:Δράκων)は、紀元前7世紀ごろのアテナイの立法者です。アテナイで初めて成文法(文字で記された法律)を制定したことで歴史に名を残しています。それ以前のアテナイでは、法は口伝や慣習に基づいており、貴族による恣意的な解釈が横行していました。
ドラコンが定めた法典は、紀元前621年ごろに成立したとされています。この法典の最大の特徴はその厳しさにあり、ほとんどの犯罪に死刑を適用したと伝えられます。のちの政治家デマデスは「ドラコンの法はインクでなく血で書かれている」と評したと伝わっています。
ドラコンの法の主な特徴は以下のとおりです。
- アテナイ初の成文法典を制定
- 殺人・窃盗など多くの犯罪に死刑を規定
- 慣習法から成文法への転換を実現
- 法の下での平等という概念の萌芽
その後、紀元前594年ごろにソロンが改革を行い、殺人罪以外のドラコンの法は廃止されました。「ドラコニアン(Draconian)」という言葉は今日も「極めて厳格な」という意味で英語などに残っています。
使い方・例文
「ドラコンの法は峻厳すぎると批判された」「現代でも『ドラコニアンな規制』という表現で引用される」のように、法制史や語源の話題で登場します。
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