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トロイ遺跡とは?

とろいいせき

トロイ遺跡とは、トルコ北西部ヒサルルクの丘に位置する古代都市トロイアの遺跡で、ホメロスの叙事詩「イリアス」に描かれたトロイア戦争の舞台として知られるユネスコ世界遺産です。

トロイ遺跡(トロイア遺跡)とは、トルコ共和国北西部のチャナッカレ県、ヒサルルク(Hisarlik)の丘に残る古代都市の遺跡です。ギリシャ神話ホメロス叙事詩イリアス』に登場するトロイア(トロイ)の都と同一視されており、1998年にユネスコの世界文化遺産として登録されました。

この遺跡が近代に注目を集めたのは、ドイツの実業家ハインリヒ・シュリーマン(1822〜1890)による発掘がきっかけです。シュリーマンは「トロイア戦争は実在した」という確信のもとに1870年代から発掘を開始し、複数の文明層が重なる遺跡を発見しました。現在の研究では、トロイI層からトロイIX層まで少なくとも9つの時代の地層が確認されています。

各地層の概要は以下のとおりです。

  • トロイI〜V(前3000〜前1700年頃):初期青銅器時代の定住集落
  • トロイVI〜VIIa(前1700〜前1180年頃):最盛期。トロイア戦争の年代と重なる可能性がある
  • トロイVIIb〜VIII(前1180〜前85年頃):鉄器時代〜ヘレニズム時代
  • トロイIX(前85〜後500年頃):ローマ時代の都市イリオン

トロイア戦争の実在については現代でも議論があり、ホメロスの叙事詩はあくまで文学作品として位置づけられます。しかし遺跡から火災や破壊の痕跡が見つかっており、何らかの歴史的事件がモデルになった可能性も否定されていません。現在もトルコと国際チームによる発掘・研究が続けられています。

使い方・例文

「トロイ遺跡を訪れると、発掘されたいくつもの時代の城壁が重なり合っているのを直接見ることができる」のように、古代史・ギリシャ神話・世界遺産の文脈で登場します。

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