トランスファープレスとは?
とらんすふぁーぷれす
トランスファープレスとは、一台のプレス機の中に複数の金型工程を並べ、ワーク(被加工物)を自動搬送しながら連続成形する高効率なプレス加工設備です。
トランスファープレス(transfer press)は、自動車部品などの大型・複雑な金属部品を大量生産するために開発されたプレス機械の一形式です。1台のプレス機のベッド上に複数のダイ(金型)ステーションを直線状に配置し、フィンガーやバーと呼ばれる搬送装置がワークを1ステーションずつ移送しながら、打ち抜き・絞り・トリミング・穴明けなどの加工を順次行います。
タンデムプレス(複数台のプレス機を並べる方式)との主な違いは以下のとおりです。
- 搬送を1台の機械が内包するため、占有面積が小さい
- ワークの位置精度が高く、品質が安定しやすい
- 1ストロークで複数工程が同時進行するため生産性が高い
- 大型金型の段取り替えに時間を要するため、多品種少量には不向き
自動車のボディパネル(ドア・フード・フェンダー)や構造部品、家電の筐体など、高い寸法精度と大量生産性が求められる部品製造で広く使われています。近年はサーボプレス化による省エネや成形精度向上も進んでいます。
使い方・例文
「自動車のドアパネルはトランスファープレスで素材投入から最終形状まで一気通貫に成形されるため、工程間の搬送ロスがなく高い生産効率を実現している」のように、大量生産ライン設計の文脈で登場します。
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