デンドログラムとは?
でんどろぐらむ
デンドログラムとは、階層型クラスタリングの結果をデータの統合過程とともに樹形図として視覚化したグラフです。
デンドログラム(dendrogram)は、「樹木」を意味するギリシャ語「dendron」に由来する言葉で、階層型クラスタ分析の結果を木の枝分かれのような形で表現した図です。縦軸(または横軸)に「統合時の距離(非類似度)」を取り、各データや小グループがどの段階でまとまっていくかを一目で把握できます。
読み方のポイントは次の通りです。
- 葉(末端):個々のデータポイントを表す
- 枝の結合点:2つのグループが統合されたタイミングを示す
- 結合点の高さ:統合時の距離を示し、高いほど2グループが遠い(異なる)ことを意味する
- 水平線で切断:切る高さによってクラスタ数を決定できる
デンドログラムはクラスタ数を事前に決定しなくてもよい点が利点で、適切な切断位置を視覚的に探索しながら判断できます。一方、データ件数が数千を超えると葉の数が多くなりすぎて視認しづらくなる欠点もあります。
生物学の系統樹(phylogenetic tree)も同じ構造を持つ図であり、種の進化的関係を表すのに用いられます。統計ソフトウェアではRのhclust関数やPythonのscipy.cluster.hierarchyモジュールで簡単に作成できます。
使い方・例文
100人の顧客を購買傾向でクラスタリングしたあと、デンドログラムを描くと「どの距離水準で何グループに分かれるか」が一目でわかり、3グループか4グループかを視覚的に判断する際に使われます。
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