デンキウナギ科とは?
でんきうなぎか
デンキウナギ科とは、南米の淡水に生息し、強力な電気を発する能力を持つ魚の分類群です。
デンキウナギ科(学名:Electrophoridae)は、南アメリカのアマゾン川流域やオリノコ川流域の淡水に生息する魚の科です。その代表種であるデンキウナギ(Electrophorus electricus)は、生物界最強クラスの発電能力を持つことで知られています。
名前に「ウナギ」とつきますが、真のウナギ(ウナギ目)とは系統的に大きく異なり、ナイフフィッシュの仲間(ジムノトゥス目)に分類されます。体は細長く最大で2メートル以上に達し、体の大部分を電気器官が占めています。この電気器官は変形した筋肉細胞(電気板)が数千枚積み重なった構造で、最大800ボルト以上・1アンペアを超える電気を発生させることができます。
デンキウナギは電気を複数の目的で使い分けます。
- 高電圧放電:獲物(魚や小動物)を感電・麻痺させる捕食行動
- 低電圧放電:周囲の環境を電気的に感知するナビゲーション
- コミュニケーション:同種間の信号伝達
視力が弱く、濁った水中での生活に適応した電気感覚を持ちます。酸素を取り込むために定期的に水面に浮上する行動も特徴的です。近年の研究では、放電パターンの多様性から複数の種が同定されています。
使い方・例文
デンキウナギ科は理科の授業や生物学の教材で、生物が電気を作り出す仕組みの代表例として取り上げられます。また水族館の展示でも人気の高い生物です。
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