デルタ翼とは?
でるたよく
デルタ翼とは、三角形(デルタ形)の平面形状を持つ航空機の翼のことで、超音速飛行に適した設計です。
デルタ翼は、ギリシャ文字の「Δ(デルタ)」に形が似た三角形の翼平面形状を指します。前縁が大きく後退し、翼の後端(後縁)がほぼ直線となる設計が特徴で、超音速・高速飛行に対応する戦闘機や旅客機に採用されてきました。
デルタ翼が高速飛行に適している理由は、後退角が大きいために翼面に当たる空気の抵抗を減らせること、そして翼の根元(翼根)が太くなるため構造強度を確保しやすいことにあります。また、翼面積を大きく取れることで揚力も得やすくなります。
代表的な採用機には以下のものがあります。
- コンコルド(仏英超音速旅客機)
- ミラージュIII・ミラージュ2000(フランス空軍)
- F-106 デルタダート(米空軍)
- スペースシャトルの滑空翼
一方、低速時の揚力発生能力が低く、離着陸時に機体を大きく仰角させる必要があるという欠点もあります。これを補うために可変後退翼と組み合わせた設計や、前部に小さな翼(カナード)を追加するカナードデルタ配置も発展しました。現代の戦闘機設計においても重要な翼形式のひとつです。
使い方・例文
コンコルドや戦闘機の写真で、翼が三角形に見える機体がデルタ翼を採用しています。超音速飛行の象徴的な形状として知られています。
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