デッドセクションとは?
でっどせくしょん
デッドセクションとは、電気鉄道において異なる電源区間の切り替え部に設けられる、電気が供給されない無電区間のことです。
デッドセクション(dead section)とは、電車が走る架線(電力を供給する線)において、異なる変電所の給電区間や異なる電源の種別(直流・交流の切り替えや、交流の異なる周波数など)の境界に設けられる電気的に絶縁された区間のことをいいます。この区間では架線に電気が供給されず、列車はそこを通過する際に惰性(慣性)で走り抜ける必要があります。
デッドセクションが設けられる主な理由は次のとおりです。
- 異なる変電所の電源が直接つながらないようにするため(位相の違いによる事故防止)
- 直流と交流など、電源の種類が切り替わる地点で機器を保護するため
- 交流60Hzと50Hzの異なる周波数区間の境界を設けるため
列車がデッドセクションを通過する際、パンタグラフ(架線から電力を受け取る集電装置)は電気のない区間を通り抜けることになります。このため、事前に車内の電気機器を一時的にオフにしたり、電源を切り替えたりする動作が必要な場合があります。乗客から見ると、車内の照明が一瞬消えたり、空調の風が弱まったりすることで体感できることがあります。
日本では北陸新幹線や九州新幹線の開業区間など、直流・交流の切り替えが生じる路線でデッドセクションが設置されており、鉄道ファンの間では通過の瞬間が観察ポイントとして知られています。
使い方・例文
北陸新幹線では交流50Hzと60Hzの境界にデッドセクションがあり、列車通過の際に車内照明が数秒間消えることがあります。
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