デカルコマニーとは?
でかるこまにー
デカルコマニーとは、紙やキャンバスに絵の具を置いて折り畳んだり別の面を押し当てたりして転写する絵画技法で、偶然できる模様を活かした表現が特徴です。
デカルコマニー(décalcomanie)はフランス語で「転写」を意味し、絵の具を紙や支持体に置いた後、別の紙や面を押し当て、剥がすことで生まれる偶然の模様を利用する絵画技法・表現手法です。日本語では「転写画法」とも呼ばれます。
制作の基本的な手順は、画用紙などに水彩絵の具・アクリル絵の具・ガッシュなどを落とし、乾く前に折り畳む、または別の紙をのせて押さえた後に引き剥がします。絵の具が二つの面の間で伸び広がり、左右対称または有機的なランダムな形が生まれます。
この技法の特徴は次の点にあります。
- 予測できない偶然の形が生まれる「ハプニング」的な要素
- 左右対称の模様が作りやすく、蝶・木・生物などに見立てやすい
- 子どもから大人まで手軽に試せる親しみやすさ
- シュルレアリスムとの親和性が高く、想像力を刺激する
この技法は20世紀にシュルレアリスムの画家オスカル・ドミンゲスが芸術的手法として紹介し、マックス・エルンストらが積極的に取り入れました。偶然性を制作の中心に置くシュルレアリスムの精神と非常に相性がよく、無意識の形象を呼び起こすとされました。現在は保育・美術教育の場でも幅広く活用されています。
使い方・例文
「幼稚園の工作でデカルコマニーを使い、カラフルな蝶の模様を作った」「シュルレアリスムの作品展でデカルコマニーを応用した不思議な風景画を鑑賞した」のように使います。
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