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ディック・スレイトンとは?

でぃっくすれいとん

ディック・スレイトンとは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士で、マーキュリー計画の「マーキュリー・セブン」の一員でありながら心臓疾患で長らく飛行を禁じられ、後にアポロ・ソユーズ計画で宇宙へ飛んだ人物です。

ドナルド・ケント・スレイトン(通称ディック・スレイトン、1924〜1993年)は、アメリカ宇宙飛行士テストパイロットです。1959年、NASAが最初に選抜した7名の宇宙飛行士「マーキュリー・セブン」のひとりに選ばれました。

しかしスレイトンは、訓練中に心房細動(不整脈の一種)が発見されたため、飛行任務から外されてしまいます。同期の仲間たちが次々と宇宙へ旅立つ中、彼は長年にわたって地上勤務を余儀なくされました。それでも彼はNASAにとどまり、宇宙飛行士業務部門の主任として宇宙飛行士の選抜・訓練・任務割り当てを統括する重要な管理職を務めました。

長い地上勤務の末、1972年に医学的な飛行許可がようやく下りました。スレイトンは1975年、米ソ共同宇宙飛行計画「アポロ・ソユーズ・テスト計画(ASTP)」に参加し、51歳にして初めて宇宙へ飛び立ちました。このミッションは冷戦時代の米ソ宇宙協力の象徴として歴史に刻まれています。

スレイトンの物語は、夢をあきらめずに組織に貢献し続けた末に宇宙への夢を実現したという粘り強さの物語として、宇宙開発史の中でも特別な輝きを持っています。1993年に脳腫瘍のため69歳で死去しました。

使い方・例文

NASAのマーキュリー計画や冷戦期の宇宙開発競争、アポロ・ソユーズ計画を調べる際にディック・スレイトンの名が登場します。

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