テープエコーとは?
てーぷ えこー
磁気テープを使って音を遅延・繰り返させるエコーエフェクトで、温かみのある有機的な響きが特徴のアナログ機器です。
テープエコーとは、磁気テープをループさせることでエコー(やまびこ)効果を生み出すアナログエフェクト機器です。録音ヘッドで記録した音を一定距離離れた再生ヘッドで読み取ることで遅延を生成し、テープをループさせることで繰り返しの残響を作り出します。
テープエコーの仕組みは次のとおりです。
- 入力信号を録音ヘッドでテープに書き込む
- テープが走行して再生ヘッドに到達すると、元の音が遅れて出力される
- テープ速度やヘッド間距離でディレイタイムが決まる
- フィードバック(リピート)つまみで繰り返しの回数を調節する
代表的な機種として、ローランドのRE-201 スペースエコーやビンソンのエコレックが世界中のプロミュージシャンに愛用されました。テープの劣化・磁気特性・飽和歪みによって生じる微妙な音のゆらぎや温かみが、デジタルディレイでは再現しにくい独自の魅力とされています。
現代では実機を入手・保守することが困難なため、テープエコーをソフトウェアやアナログ回路でエミュレートしたプラグインやペダルが数多く販売されています。ポップス・ロック・ダブ・エレクトロニカなど幅広いジャンルで根強い人気を持ちます。
使い方・例文
ボーカルやギターにテープエコーをかけると、デジタルディレイとは異なる温かみのある揺れたエコーが加わり、ヴィンテージ感のあるサウンドを演出できます。
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