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テルツァリーマとは?

てるつぁりーま

テルツァリーマとは、イタリア語起源の詩の形式で、3行連句をABA・BCB・CDC…と連鎖する韻を踏みながら展開する定型詩の技法です。

テルツァリーマ(Terza rima)は、イタリア語で「第三の韻」を意味する詩の形式で、3行1連(3行連句)を基本単位とし、各連の韻をABA・BCB・CDC・DED…というように前後の連を繋ぎ合わせる連鎖韻の構造を持ちます。

この詩形はダンテ・アリギエーリが14世紀に著した叙事詩『神曲』で完成度の高い形として用いられ、広く知られるようになりました。各連の中間行の韻が次の連の頭と末尾の韻に受け継がれる構造は、詩全体に途切れない流れとリズムを生み出し、長大な叙事詩に適した形式として機能します。

テルツァリーマの主な特徴を整理すると次のとおりです。

  • 3行ごとの連が連鎖する韻によって有機的に結びついている
  • 連鎖韻によって前後の連に緊張感と一体感が生まれる
  • 終結部は4行連句(クアルティーナ)で締める場合が多い
  • 長編詩や物語詩との相性がよい

イタリア文学以外にもボッカッチョ、ペトラルカがこの詩形を用い、英文学ではシェリーの『西風に寄せるオード』でも変形版が採用されました。日本語詩では韻のしくみが異なるため厳密な再現は難しいものの、文体訳や研究の場で論じられています。西洋詩の技法研究において欠かせない重要な詩形の一つです。

使い方・例文

ダンテ『神曲』の「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」がテルツァリーマで書かれた代表例として挙げられ、文学の授業や詩形論の解説で登場する語です。

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