テオドシウス1世とは?
ておどしうすいっせい
テオドシウス1世は、キリスト教をローマ帝国の国教に定め、帝国を東西に分割した最後の「全ローマ皇帝」として知られます。
テオドシウス1世(Theodosius I、347〜395年)は、ローマ帝国の皇帝であり、379年から395年にかけて東西ローマを統一して統治した、最後の「全ローマ帝国皇帝」です。スペイン(イベリア半島)出身で、「大帝(テオドシウス大帝)」と称されることもあります。
テオドシウス1世の最大の歴史的功績は、380年にキリスト教のニカイア派信仰(三位一体論)をローマ帝国の国教として制定したことです。「テッサロニカ勅令」と呼ばれるこの布告により、それ以外の宗教・異端信仰が禁止され、以後のヨーロッパ・キリスト教文明の基礎が築かれました。
また、テオドシウス1世の治世においては以下の重要な出来事が起きています。
- オリンピックを含む異教的競技祭の禁止(392〜393年頃)
- 異教神殿の閉鎖とローマ多神教の終焉
- ゴート族との同盟締結(フォエデラティ制度)
395年に死去したテオドシウス1世は帝国を二人の息子に分割して相続させ、これが東ローマ帝国(ビザンツ帝国)と西ローマ帝国の恒久的な分裂へとつながりました。彼の時代はローマ帝国の「キリスト教化」と「分裂」という二つの歴史的転換点を示す重要な時代として位置づけられています。
使い方・例文
世界史の授業でローマ帝国の終末期を学ぶ際、テオドシウス1世はキリスト教国教化と帝国分裂の人物として必ず取り上げられます。
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