ティエン・シャン山脈とは?
てぃえんしゃんさんみゃく
ティエン・シャン山脈とは、中央アジアに広がる大山脈で、中国・キルギス・カザフスタン・タジキスタンにまたがる「天山山脈」のことです。
ティエン・シャン山脈(天山山脈)は、中央アジアを東西に走る大山脈で、西は中央アジアの内陸部から東は中国の新疆ウイグル自治区まで約2500キロメートルにわたって延びています。「ティエン・シャン(天山)」とは中国語で「天の山」を意味します。主にキルギス・カザフスタン・中国(新疆)・タジキスタンの国境地帯に広がっています。
最高峰は、中国とキルギスの国境に位置するポベーダ峰(ジェンギ・チョク)で、標高は約7439メートルです。この山域は標高7000メートルを超える峰が複数存在し、世界屈指の高峻な山岳地帯を形成しています。多くの氷河を抱えており、その融雪水が中央アジアの乾燥地帯を流れる河川の水源として機能しています。
ティエン・シャン山脈の主な特徴を挙げると次の通りです。
- 地質学的にはアルプス・ヒマラヤ造山帯の一部を形成する新期造山帯
- 古代の「シルクロード」が山脈を回り込む形で通過し、東西交流の歴史舞台となった
- 山麓の草原(ステップ)地帯はカザフスタンの遊牧文化の基盤となっている
- 西部のキルギスではイシク・クル湖という巨大な山岳湖が観光地として知られる
2013年にはティエン・シャン山脈の一部がユネスコ世界自然遺産「天山山脈の西側」として登録され、その自然的価値が国際的に認められています。
使い方・例文
中学・高校の地理でシルクロードを学ぶ際に、キャラバン(隊商)がティエン・シャン山脈を迂回しながら東西を結んだことが登場し、地図上でその巨大さを確認できます。
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