チューブド構造とは?
ちゅーぶどこうぞう
チューブド構造とは、超高層ビルで採用される構造形式で、建物外周の柱と梁を密に配置して筒(チューブ)状の剛性の高い外壁を構成し、風荷重や地震力に抵抗する方式です。
チューブド構造(Tube structure)とは、超高層建築物において、建物の外周に密集した柱・梁フレームを配置し、あたかも中空の筒(チューブ)のように機能させることで、風や地震による水平力に効率よく抵抗する構造システムです。1960年代にアメリカの構造エンジニア、ファズルール・カーン(Fazlur Rahman Khan)によって体系化されました。
従来の超高層建築ではコアや内部柱が主な耐力要素でしたが、チューブド構造では建物外周全体が一体的な筒となって水平力に抵抗します。これにより、同じ高さであっても内部に使える有効床面積を広げながら、より効率的に外力を処理できます。
チューブド構造にはいくつかのバリエーションがあります。
- フレームドチューブ:外周を密な柱と梁で構成する最も基本的な形式
- チューブ・イン・チューブ:外周チューブとコアチューブの二重構成
- バンドルドチューブ:複数のチューブを束ねて大断面を形成する形式(シアーズタワーなど)
- ブレーストチューブ:外面に斜材(ブレース)を追加して剛性を高めた形式
代表的な建物としては、シカゴのウィリス・タワー(旧シアーズタワー)やワールドトレードセンター(旧)が挙げられます。日本では超高層マンションや複合ビルにも応用されており、現代の都市を形成する超高層建築を支える重要な技術基盤となっています。
使い方・例文
シカゴにあるウィリス・タワーはバンドルドチューブ構造の代表例で、9本のチューブを束ねた設計が高さ440メートルを超える超高層を実現しています。
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