本文へスキップ

ダーダネルス海峡とは?

だーだねるすかいきょう

ダーダネルス海峡とは、トルコ北西部に位置し、エーゲ海とマルマラ海を結ぶ狭い海峡で、古代から戦略的・交通的要衝として知られます。

ダーダネルス海峡(Dardanelles)は、トルコ北西部に位置する全長約60キロメートルの細長い海峡で、エーゲ海とマルマラ海を結んでいます。さらにマルマラ海の東端にはボスポラス海峡があり、その先に黒海があるため、ダーダネルス海峡は地中海(エーゲ海)と黒海を結ぶ唯一のルートの一部を担う、地政学的に極めて重要な水路です。

古代ギリシャ時代には「ヘレスポントス」と呼ばれ、ペルシア戦争においてクセルクセス王がここに船橋を渡してギリシャに侵攻したことで知られます。また、アレクサンドロス大王もこの海峡を越えてアジア遠征を開始しました。

近現代においても、この海峡の支配権をめぐって多くの紛争が起きました。

  • 19世紀のロシア・トルコ戦争では、列強がダーダネルス通行権をめぐって激しく対立
  • 第一次世界大戦中の1915年、連合国軍によるガリポリの戦い(ガリポリ上陸作戦)の舞台となり、多大な犠牲を生んだ

現在はトルコ領に属し、1936年に締結されたモントルー条約によって通航規則が定められています。商船は原則自由に通行できますが、軍艦の通行については制限が設けられています。黒海へのアクセスを巡る地政学的な議論において、今日でも重要な位置を占める海峡です。

使い方・例文

世界史の授業や地理の学習で、「黒海と地中海をつなぐ戦略的要衝」として、またガリポリの戦いの舞台としてダーダネルス海峡が登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語