タン・シュエとは?
たんしゅえ
タン・シュエとは、ミャンマー(ビルマ)の軍人・政治家で、1992年から2011年まで国家最高権力者として君臨した人物です。
タン・シュエ(Than Shwe、1933年生まれ)は、ミャンマーの軍人・政治家です。軍の通信部門からキャリアを積み、1992年にソー・マウンの後継として国家法秩序回復評議会(SLORC)議長、さらに国軍総司令官に就任し、国家の実権を掌握しました。
1997年には組織をSPDC(国家平和発展評議会)に改称し、軍政トップとして約19年間にわたり権力を維持しました。その統治は徹底した情報統制と反政府運動への弾圧が特徴で、民主化指導者アウン・サン・スー・チーの長期自宅軟禁もタン・シュエ政権下で続けられました。
2007年には僧侶らを中心とした「サフラン革命」と呼ばれる民主化デモが起きたものの、軍は武力で鎮圧しました。国内では首都をヤンゴンからネーピードーへ移転するという大規模な計画を2005年に断行し、国際社会を驚かせました。
2011年に表向きには民政移管を行い、テイン・セイン大統領に権力を委譲して引退しましたが、実質的な軍の影響力は維持されていたとする見方が多いです。
使い方・例文
「タン・シュエ政権下でミャンマーの民主化運動は厳しく弾圧された」のように、ミャンマー軍政の歴史を語る文脈で用いられます。
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