タジク人とは?
たじくじん
タジク人とは、中央アジアを中心に居住するイラン系の民族で、タジキスタンの主要民族であるとともにアフガニスタンにも多く暮らす人々です。
タジク人(Tajik)は、主にタジキスタン・アフガニスタン・ウズベキスタン・中国新疆ウイグル自治区などに居住するイラン語派の民族です。中央アジアの民族の中では比較的古い定住農耕・都市文化の担い手として知られており、テュルク系民族とは系統を異にします。
言語はタジク語(ペルシャ語の一方言に相当)で、アフガニスタンではダリー語と呼ばれるほぼ同じ言語が使われています。宗教はイスラーム(主にスンナ派)を信仰する人が多く、一部シーア派のイスマーイール派も見られます。
歴史的にはサーマーン朝(9〜10世紀)がタジク文化の黄金期とされ、詩人ルーダキーに代表されるペルシャ語文学が花開きました。その後モンゴル帝国やティムール朝、近代ではロシア帝国・ソ連の支配を経て、1991年にタジキスタン共和国として独立しました。
タジク人の特徴的な側面は次のとおりです。
- 農業・牧畜を中心とした伝統的生活
- 刺繍や織物など豊かな手工芸文化
- ナヴルーズ(春分の新年祭り)の重要性
- ペルシャ語系文化圏の東端としての学術的重要性
現在タジキスタンの人口の約8割をタジク人が占め、国家のアイデンティティの核となっています。
使い方・例文
中央アジアの地政学や民族構成を学ぶ文脈、あるいはアフガニスタン情勢のニュース解説の中でタジク人という表現が使われます。
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