タコノキ科とは?
たこのきか
タコノキ科とは、熱帯・亜熱帯の海岸や島嶼に分布するタコノキ目の植物科で、気根が多数伸びてタコの足のような外観を持つ樹木が知られています。
タコノキ科(Pandanaceae)は、単子葉植物のタコノキ目に属する植物科です。アフリカ東部・インド洋・太平洋の熱帯・亜熱帯地域の島嶼や海岸線に広く分布しており、タコノキ属(Pandanus)をはじめ数属・約800種が含まれます。
タコノキ科の最大の特徴は、幹の途中から多数の気根(支柱根)が斜めに伸びて地面に接する独特の樹形です。この姿がタコの足に似ていることから「タコノキ」の名がつきました。気根は幹を支える支柱としての役割を果たし、砂地や岩場など不安定な環境でもしっかりと生育できるようにしています。
タコノキ科の主な特徴をまとめます。
- 細長い剣状の葉が螺旋状に茂る
- 雌雄異株で、大型の集合果(パイナップル状)をつける
- 果実は食用になる種もある(タコノキの実)
- 葉は伝統的に籠・マット・屋根葺きなどに利用される
日本では沖縄や小笠原諸島に自生種が存在し、海岸林の重要な構成要素となっています。観賞用として熱帯植物園や公園にも植栽されます。また、タコノキ類の葉から採れる繊維は太平洋諸島の伝統工芸に欠かせない素材として今も利用されています。
使い方・例文
「小笠原諸島の海岸沿いにタコノキ科のタコノキが自生しており、幹から伸びる無数の気根がタコの足のように地面に向かって広がっている」という植物の紹介や、熱帯植物の解説で登場します。
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