タイムコールとは?
たいむこーる
登山やアウトドア活動において、安全のために設定された引き返し時刻の判断基準のことです。
タイムコールとは、登山において「この時刻までに目標地点に達しなければ引き返す」と事前に決めておく時刻の基準のことです。登頂や目的地への到達よりも安全な下山・帰還を優先するための重要な判断ツールとして使われます。
山の事故は下山中や日没後に集中する傾向があります。「もう少しで頂上」という心理的な誘惑から無理をして進み、下山が遅くなって暗闇や疲労の中での遭難につながるケースが多く報告されています。タイムコールはそうした「頂上への執着」を断ち切るための事前のルールとして機能します。
タイムコールを設定・運用する際のポイントは以下の通りです。
- 出発前に地図とコースタイムから日没・下山完了時刻を逆算して設定
- 複数人のパーティでは全員が合意しておく
- 設定した時刻は天候が良くても厳守する
- 状況変化に応じてより早い時刻に前倒しすることもある
タイムコールは特にアルパインクライミングや冬山登山で重視されますが、日帰りハイキングでも実践することが推奨されています。安全登山の基本的な考え方として、多くの登山入門書やガイドで紹介されている概念です。
使い方・例文
出発前にタイムコールを午前11時と設定し、その時刻に山頂まであと30分の地点にいたため、惜しみながらも引き返す判断をしました。
この用語をシェア
最終更新: