タイドアーチとは?
たいどあーち
タイドアーチとは、アーチの両端をタイ材(引張材)で結ぶことで水平推力を内部で処理する橋梁構造です。
タイドアーチ(tied arch)は、橋梁構造の一形式で、上部のアーチリブと下部の桁(デッキ)をハンガー(吊り材)で結び、アーチが生じる水平推力を下弦材(タイ材)が引張力として受け持つことで、橋台への水平荷重を最小化した構造です。
通常のアーチ橋では橋台が水平推力を地盤へ伝えるため、強固な地盤が必要です。これに対してタイドアーチは水平推力をタイ材が内部で処理するため、比較的軟弱な地盤や都市部での建設にも適しています。
主な特徴をまとめると次のとおりです。
- 外観がシンプルで景観への影響が小さい
- 橋台への水平荷重が小さいため、基礎工事を軽減できる
- デッキを吊るハンガーの配置により剛性を確保する
- 長スパンの歩道橋・道路橋・鉄道橋に採用例が多い
日本でも都市内の河川や鉄道をまたぐ橋梁にタイドアーチが採用されており、鋼製アーチの曲線が都市景観のアクセントとなっています。また、コンクリート製のタイドアーチも存在し、素材の多様化が進んでいます。
使い方・例文
都市部の川にかかるタイドアーチ橋では、優雅な弧を描く鋼製アーチと、そこからハンガーで吊られたデッキが調和した景観を生み出しています。
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