タイガとは?
たいが
タイガとは、ユーラシア大陸や北アメリカ大陸の亜寒帯に広がる、針葉樹を中心とした広大な森林帯のことです。
タイガ(taiga)は、ロシア語に由来する言葉で、主に亜寒帯(冷帯)気候区に発達する針葉樹林帯を指します。北緯50〜70度付近に帯状に広がり、地球上の森林バイオームの中でも最大規模を誇ります。
植生の特徴として、トウヒ・モミ・カラマツ・マツなどの針葉樹が優占します。これらは厳しい寒冷気候に適応しており、葉を針状にすることで蒸散を抑え、積雪に耐えられる下向きの枝構造を持ちます。カラマツのように冬に落葉する種もありますが、多くは常緑です。
タイガが広がる主な地域は次のとおりです。
- シベリア(世界最大のタイガ、ロシア全土の約6割を占める)
- スカンジナビア半島〜フィンランド
- カナダ北部〜アラスカ
タイガの土壌はポドゾルと呼ばれる酸性の痩せた土が多く、農業には不向きです。一方で膨大な炭素を蓄えた重要な炭素吸収源であり、地球規模の気候調節に貢献しています。近年は温暖化による山火事の多発や永久凍土の融解が生態系へ深刻な影響を与えており、国際的な保全議論の対象となっています。
使い方・例文
「シベリアのタイガは広大な針葉樹の海が続き、トナカイや狼など寒冷地の野生動物の生息地となっている」という文脈で登場することが多い地理用語です。
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