ゾフィア・コワレフスカヤとは?
ぞふぃあこわれふすかや
ゾフィア・コワレフスカヤとは、19世紀に活躍したロシア生まれの数学者で、女性として初めて欧州の大学で数学教授職に就いた先駆者です。
ソフィア・コワレフスカヤ(Sofya Vasilyevna Kovalevskaya、ポーランド語表記ではゾフィア・コワレフスカヤ)は、1850年にモスクワで生まれ、1891年にストックホルムで没した数学者です。19世紀において女性が高等教育を受けることが極めて困難な時代に、卓越した才能で数学の最前線に立ち続けた人物です。
当時ロシアの女性は国外留学に夫の許可が必要だったため、ウラジーミル・コワレフスキーと形式的な結婚をしてドイツへ渡り、ハイデルベルク大学やベルリン大学で数学を学びました。カール・ワイエルシュトラスの指導のもとで偏微分方程式に関する業績を上げ、1874年にゲッティンゲン大学から博士号を取得しました(女性への授与として異例のことでした)。
主な業績として以下が挙げられます。
- コーシー=コワレフスカヤの定理:偏微分方程式の解の存在と一意性に関する重要定理
- 剛体の回転に関する「コワレフスカヤのコマ」の解析
- 1888年にフランス科学アカデミーのプリ賞(ボルダン賞)を受賞
1889年にはストックホルム大学で数学の正教授に任命され、近代ヨーロッパで大学の正規教授職に就いた最初の女性数学者となりました。その生涯は小説・映画でも描かれており、女性の科学参画の象徴として今日も語り継がれています。
使い方・例文
数学史や女性科学者の歴史を扱う教科書・展覧会で、「コワレフスカヤは偏見と制度的障壁を乗り越え、近代数学に不朽の業績を残した」という文脈で取り上げられます。
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