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ゾエトロープとは?

ぞえとろーぷ

ゾエトロープとは、19世紀発明された円筒状の光学玩具で、連続した静止画を素早く回転させることで動きのある映像として見せる装置です。

ゾエトロープ(Zoetrope)は、1834年にイギリス数学者ウィリアム・ジョージ・ホーナーが考案した視覚玩具で、ギリシャ語の「ゾーエー(zoe=生命)」と「トロポス(tropos=回転)」を組み合わせた名称です。「生命の輪」とも呼ばれます。

構造は、外周にスリット(縦の細長い切り込み)が均等に並んだ円筒(ドラム)からなります。円筒の内側の底部には、動作の各コマを描いた帯状の絵(ストリップ)を置きます。円筒を手で回転させながらスリット越しに内側を覗くと、残像効果(フリッカー融合)によって絵が動いて見える仕組みです。

ゾエトロープは映画発明以前の「プレシネマ(前映画)」装置の系列に属し、フェナキストスコープ・プラクシノスコープ・キネトスコープなどとともに動画表現の歴史的な先駆けとして位置づけられています。

現代では美術インスタレーションや映像表現の手法として再評価され、ピクサー・アニメーション・スタジオが実際のフィギュアを使った3Dゾエトロープを展示作品として制作するなど、クリエイティブな文脈での活用も見られます。映像・アニメーションの歴史を学ぶ上で欠かせない装置の一つです。

使い方・例文

映画史・アニメーション史の授業で「ゾエトロープは映画が発明される以前に、人々が動く絵を楽しむために使った光学玩具の一つだ」というかたちで紹介されます。科学館や映像博物館の展示でも実物を体験できることがあります。

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