ソープストーン(滑石)とは?
かっせき
ソープストーン(滑石)とは、石鹸のようなぬめりがある非常に柔らかい鉱物で、彫刻・耐火材・医薬品など幅広く使われます。
ソープストーン(soapstone)は、主に滑石(タルク、talc)を主成分とする岩石で、その名の通り触ると石鹸のようなぬめり感(油脂感)があることが特徴です。滑石はモース硬度1と、鉱物の中で最も柔らかい部類に属し、爪で傷がつくほどです。化学式はMg₃Si₄O₁₀(OH)₂で、マグネシウムを主体とする含水珪酸塩鉱物です。
ソープストーンは変成岩の一種で、超塩基性岩(橄欖岩など)が熱水変成作用を受けて生成されます。世界各地に産出し、インド・ブラジル・アメリカ・カナダ・フィンランドなどが主要産地です。
ソープストーンが利用される分野は非常に多岐にわたります。
- 彫刻・工芸:柔らかく加工しやすいため、人類は古くから彫刻素材として使用。アフリカや南米の伝統工芸品に多用
- 耐火・蓄熱材料:高温に対する安定性が高く、暖炉・薪ストーブの蓄熱材、調理用グリドル石として利用
- 医薬品・化粧品:精製されたタルクはベビーパウダー・制汗剤・打錠補助剤として使用
- 工業用途:セラミックス・絶縁材料・潤滑剤の成分として利用
北米の先住民族はソープストーンを調理器具や彫刻素材として古くから活用しており、考古学的にも重要な素材です。
使い方・例文
アフリカ雑貨店でソープストーン製の動物の置物として販売されたり、化粧品の成分表示で「タルク」として記載されている場面で登場します。
この用語をシェア
最終更新: