セリサイト(絹雲母)とは?
せりさいと
セリサイト(絹雲母)とは、白雲母の細粒変種で、絹のような光沢を持つ雲母族鉱物であり、地質学・化粧品・工業など幅広い分野で利用されます。
セリサイト(絹雲母)は、白雲母(マスコバイト)の微細粒・細鱗片状の変種で、厳密な独立鉱物種ではなく白雲母の一形態として扱われます。絹のような光沢を持つ細かい鱗片状集合体が特徴で、名称はギリシャ語の「シルク」に由来します。
化学組成は白雲母とほぼ同じ(KAl₂(AlSi₃O₁₀)(OH)₂)で、一枚板状の雲母とは異なり、非常に細かい鱗片が集合しているため、肌触りが滑らかで光を柔らかく反射します。硬度は2〜3と低く、軽く触れただけで表面に光沢が現れます。
地質学的には、熱水変質や低〜中程度の変成作用によって長石や他のケイ酸塩鉱物が変質する際に生成されます。このため、変質帯の指標鉱物として鉱床探査においても重要です。フィライト(千枚岩)の特徴的な光沢もセリサイトによるものです。
- 地質・鉱業:熱水変質帯・金鉱床周辺の変質指標
- 化粧品:アイシャドウ・ファンデーション・フェイスパウダーの光沢剤・感触改良剤
- 工業:塗料・プラスチック・電気絶縁材料の充填材
- 産地:日本(岐阜県など)・中国・ブラジル
化粧品配合成分として「セリサイト」と表記されることが多く、肌に柔らかな輝きを与える素材として広く使われています。
使い方・例文
化粧品成分表示で「セリサイト」として表記され、ファンデーションやアイシャドウに配合されているほか、地質調査では「変質帯に特徴的な絹光沢の雲母」として鉱床探査に利用されます。
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