セリグラフィとは?
せりぐらふぃ
セリグラフィとは、絹などのメッシュ状スクリーンを介して下の素材にインクを押し通すシルクスクリーン印刷の芸術的技法のことです。
セリグラフィ(Serigraphy)とは、絹(シルク)や合成繊維のメッシュ状のスクリーンを用い、インクを押し通して印刷する孔版印刷の技法です。工業的印刷技術としての「シルクスクリーン」と同じ原理ですが、芸術家が自ら制作する芸術版画としての側面を強調する際に「セリグラフィ」と呼ばれます。語源はラテン語の「絹(sericum)」と「書く(graphein)」に由来します。
制作の基本的なプロセスは、スクリーンに感光乳剤を塗布し、型となる版下を露光して非印刷部分を固化させ、インクを押し通して紙や布などに図柄を転写するというものです。複数の色を使う場合は色数分だけ版を作り、重ね刷りすることで多色の作品を完成させます。
セリグラフィの主な特徴は以下の通りです。
- 均一で鮮明な色面:フラットで均質な色彩表現が得意
- 多色印刷:重ね刷りで複雑な色彩も表現可能
- 多様な支持体:紙・布・木・プラスチックなど幅広い素材に印刷できる
- 複数刷り:同一の版から複数の作品を制作できる
20世紀ではアンディ・ウォーホルがマリリン・モンローやキャンベルスープ缶の連作にセリグラフィを用いたことで、ポップアートの象徴的技法として世界的に認知されました。
使い方・例文
Tシャツへのプリントや、アンディ・ウォーホルのポップアート作品のような鮮やかなフラット色面の版画を指してセリグラフィが語られます。
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