ズリーニ・ミクローシュとは?
ずりーにみくろーしゅ
ズリーニ・ミクローシュはオスマン帝国の侵攻に抗したハンガリーの英雄的な貴族・軍人で、詩人としても知られます。
ズリーニ・ミクローシュ(1620〜1664年)は、ハンガリー王国の貴族・軍司令官であり、同時に著名な詩人・文学者でもありました。クロアチア語表記ではニコラ・ズリンスキとも呼ばれます。
17世紀のハンガリーはハプスブルク帝国とオスマン帝国の狭間で苦しい立場に置かれていました。ズリーニはこの状況の中で対オスマン戦争の最前線に立ち、1663〜64年の戦役では自ら軍を率いてオスマン軍の兵站拠点を奇襲し、大きな損害を与えました。この遠征はハンガリー軍事史上の快挙として語り継がれています。
文学面では、1651年に叙事詩「シゲティ・ヴェシェデレム(シゲットの惨禍)」を発表しました。これは1566年のシゲットヴァール防衛戦で壮絶な最期を遂げた曽祖父ミクローシュ1世を主人公とした英雄叙事詩で、ハンガリー文学の最高傑作の一つとされています。
彼は1664年に狩猟中に負傷して急死し、その死は不自然であるとして暗殺説も根強く残っています。ハンガリーでは国民的英雄として記念碑や地名に名を留めており、軍人と文人を兼ねた稀有な人物として評価されています。
使い方・例文
「ズリーニ」はハンガリーの歴史教育やオスマン戦争史の文脈で登場し、対トルコ抵抗の象徴として語られます。
この用語をシェア
最終更新: