スーパーセルとは?
すーぱーせる
スーパーセルとは、強力な回転性の上昇気流(メソサイクロン)を持つ巨大な積乱雲で、竜巻や大型雹(ひょう)をもたらす最も危険な雷雨の形態です。
スーパーセル(supercell)とは、気象学上の分類における特殊な積乱雲の一形態で、雲の内部に「メソサイクロン」と呼ばれる強力な回転性の上昇気流を持つことが最大の特徴です。通常の積乱雲と比較して寿命が長く(数時間以上続くことも)、広い範囲に強烈な気象現象をもたらします。
スーパーセルが発達するためには、大気が非常に不安定であることに加えて、高度によって風向・風速が大きく変化する「ウィンドシア」が必要です。このウィンドシアが水平方向の回転(渦管)を生み出し、強い上昇気流によってそれが垂直方向に傾くことでメソサイクロンが形成されます。
スーパーセルがもたらす現象には次のようなものがあります。
- 竜巻(強いスーパーセルから高頻度で発生)
- 直径5センチを超える大型ひょう
- 激しい雷と局所的な大雨
- 強烈なダウンバーストによる風害
スーパーセルはアメリカ中部の「トルネードアレー」で特に多く発生しますが、日本でも条件が整えば発生します。レーダーでは特徴的なフック状のエコー(フックエコー)が確認でき、竜巻の前兆として警戒に使われます。気象庁は竜巻注意情報や竜巻発生確度ナウキャストを通じてその脅威を周知しています。
使い方・例文
アメリカの大平原では毎年春から夏にかけてスーパーセルが多発し、竜巻ハンターが追跡・観測する対象となっています。
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