スペルト小麦とは?
すぺるとこむぎ
スペルト小麦とは、古代から栽培されてきた小麦の原種に近い穀物で、豊かな風味と栄養価の高さから近年注目される健康食材です。
スペルト小麦(スペルトこむぎ、学名:Triticum spelta)は、現代の普通小麦(パン小麦)の祖先に近い古代穀物のひとつです。ドイツ語圏では「ディンケル(Dinkel)」、英語では「スペルト(spelt)」と呼ばれ、ヨーロッパでは数千年にわたって主食として栽培されてきた歴史があります。
スペルト小麦の特徴として、現代品種の小麦に比べてグルテン構造が異なることが挙げられます。グルテンの質が柔らかく消化されやすいとされており、一部の人に好まれますが、セリアック病(グルテン不耐症)の方には適しません。栄養面では以下の点が評価されています。
- 食物繊維が豊富で腸内環境をサポート
- 鉄分・マグネシウム・亜鉛などのミネラルを多く含む
- ビタミンB群が普通小麦より多い傾向がある
- たんぱく質含有量が高い
農業面では、農薬や肥料が少ない環境でも育ちやすく、有機農業との親和性が高い点も特徴です。近年は健康志向や食の多様性への関心から、スペルト小麦を使ったパン・パスタ・クッキーが注目されており、日本でも自然食品店やオーガニックカフェで見かけることが増えています。
使い方・例文
スペルト小麦粉を使って焼いたパンは、普通の小麦パンとは異なるほのかにナッツのような風味があり、ドイツやスイスの伝統的なパン屋で古くから親しまれています。日本でも健康志向のパン教室でスペルト小麦を使ったレシピが取り上げられています。
この用語をシェア
最終更新: