スフィア基準とは?
すふぃあきじゅん
スフィア基準とは、人道支援の現場で守るべき最低限の生活水準を定めた国際的なガイドラインです。
スフィア基準(Sphere Standards)は、1997年に国際赤十字・赤新月社運動と複数のNGOが共同で策定した、災害・紛争時の人道支援における最低基準です。正式には「スフィアハンドブック」として知られ、現在も定期的に改訂が行われています。
この基準の根底には「人道憲章」という理念があり、危機にある人々は尊厳ある生活を送る権利を持ち、支援を受ける権利があるという考え方に基づいています。具体的な技術基準は以下の4分野で構成されています。
- 給水・衛生・衛生促進(WASH)
- 食料安全保障と栄養
- 避難所・居住地・ノンフードアイテム
- 保健医療
たとえば給水分野では、1人あたり1日15リットル以上の安全な水へのアクセスを保障するといった具体的な数値目標が示されています。スフィア基準は法的拘束力を持つものではありませんが、世界の人道支援機関や政府機関が広く採用しており、支援の質を測る共通の物差しとして機能しています。日本でも東日本大震災以降、国内の災害対応でスフィア基準の適用が議論されるようになりました。
使い方・例文
避難所の設計や物資配布の計画を立てる際に、スフィア基準の数値を参照してトイレの設置数や食料の必要量を算出する場面で登場します。
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