スッフレンとは?
すっふれん
ピエール・アンドレ・ド・スッフレンは18世紀フランス海軍の名提督で、インド洋においてイギリス艦隊と互角以上に渡り合った稀代の戦術家です。
ピエール・アンドレ・ド・スッフレン・ド・サン・トロペ(Pierre André de Suffren de Saint Tropez、1729〜1788年)は、フランス王国海軍の提督です。18世紀後半、フランスとイギリスが世界各地で覇権を争った時代に、インド洋・インド沿岸での海戦で傑出した才能を発揮しました。
スッフレンはプロヴァンス地方の貴族の家に生まれ、幼少期から海軍に入り、長年の経験を積んで指揮官として頭角を現しました。アメリカ独立戦争に絡む英仏対立が激化した1781年から1783年にかけて、インド洋方面の艦隊司令官として5度にわたりイギリスのヒューズ提督の艦隊と対峙しました。
スッフレンの戦い方の特徴として挙げられるのは以下の点です。
- 当時の慣例であった「戦列を維持する正面対決」にとらわれない積極的な攻撃
- 敵の旗艦・主力艦に集中砲火を浴びせる集中戦術
- 補給基地なしでインド洋を長期間作戦し続けた持続力
決定的な勝利こそ収められなかったものの、フランス海軍の中で「ほぼ唯一イギリスに対抗できた提督」として高く評価されています。ナポレオン時代の海軍改革にも間接的な影響を与えた存在として、フランス海軍史において重要な位置を占めています。
使い方・例文
「スッフレンはインド洋でヒューズ提督率いるイギリス艦隊と5度戦い、一度も決定的に敗れなかった」のように、18世紀フランス海軍史や英仏の覇権争いを学ぶ文脈で登場します。
この用語をシェア
最終更新: