スクランブルとは?
すくらんぶる
スクランブルとは、軍の航空部隊が未識別機や不審航空機に対応するために、戦闘機を緊急発進させる任務のことです。
スクランブル(Scramble)は、防空任務の一環として、レーダーで捉えた未識別機・不審な航空機・領空侵犯の恐れがある航空機に対して、警戒待機中の戦闘機を緊急発進させる行為を指します。日本の航空自衛隊では「緊急発進」と訳されます。
日本においてスクランブルは、航空自衛隊の各方面に設置された航空警戒管制部隊がレーダーで不審な飛行物体を探知した際に発令されます。スクランブルがかかると、待機中のパイロットは命令から数分以内に離陸するよう訓練されており、機体はエンジン始動の準備が整った状態で待機しています。
緊急発進した戦闘機は不審機に接近し、以下のような対応を行います。
- 機種・国籍・飛行状況の目視確認
- 無線・視覚信号による誘導の試み
- 領空侵犯の場合は退去・強制着陸の誘導
- 状況に応じた警告射撃(極めて例外的な最終手段)
日本のスクランブル回数は近年増加傾向にあり、防衛省の発表によれば年間数百件から千件超に及ぶこともあります。主に中国や北朝鮮・ロシアの軍用機が日本の防空識別圏(ADIZ)に接近する事案が多く、スクランブルの件数は地域の安全保障状況を示す指標の一つとされています。
使い方・例文
自衛隊のレーダーが日本海上空に国籍不明の航空機を探知すると、直ちにスクランブルが発令され、那覇基地や小松基地の戦闘機が緊急発進して識別・監視に当たります。
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