ジョーン・サザーランドとは?
じょーんさざーらんど
ジョーン・サザーランドは、20世紀を代表するオーストラリア出身のソプラノ歌手で、卓越した技巧と美声から「ラ・スティュペンダ(驚異の人)」と称えられました。
ジョーン・サザーランド(Joan Sutherland、1926〜2010年)は、オーストラリア・シドニー出身のソプラノ歌手で、20世紀最大のオペラ歌手の一人として世界的な名声を博しました。「ラ・スティュペンダ(La Stupenda=驚異の人)」という称号はその声と技巧に対する最大の賛辞です。
ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場でデビューし、夫でもある指揮者・ピアニストのリチャード・ボニングとのパートナーシップのもとベルカント・オペラの復興に大きく貢献しました。ドニゼッティ、ベッリーニ、ヘンデルらの作品で、忘れられていた名曲を次々と現代のステージに蘇らせました。
サザーランドの歌声の特徴は以下の通りです。
- 三オクターヴ以上に及ぶ広大な声域
- 極めて精巧なコロラトゥーラ(装飾的な速いパッセージ)の技術
- 豊かな音量と滑らかなレガートの両立
- 舞台上の圧倒的な存在感と演技力
1979年にはDBE(大英帝国勲章のダム爵位)を授与され、引退後もオペラ教育・後進指導に尽力しました。ベルカント・オペラの20世紀における最大の体現者として、歌唱史に永遠に名を刻んでいます。
使い方・例文
「ジョーン・サザーランドがドニゼッティの『ランメルモールのルチア』を歌った際、観客はその驚異的な技巧に立ち上がって喝采を送った」というように、オペラ史の名場面で登場します。
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